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【26歳男子】嫁はジャニオタ、旦那はドルオタ。推し活と夫婦生活の違いについて

編集・ライティング

シブヤ ユウキ

早稲田大学文化構想学部文芸・ジャーナリズム論系卒業。雑誌の自主制作やクリエイターチームの結成などを行い、Web制作会社にディレクターとして入社。その後、フリーランスのディレクター・イラストレーターを経て、オウンドメディアのライター・コンテンツディレクターとなる。現在はマルチクリエイターとして活動中。

アイドルを好きなこと、応援することを「推し活」と呼ぶが、それと夫婦生活は両立する。なぜなら、互いに「ガチ恋」しているわけではないからだ。筆者は日向坂46が、妻はKing&Princeが好きだが、互いの趣味を尊重して生活している。この記事では、そもそも「推し」とは何か、そして「推し活」と「夫婦生活」の違いについてみていきたい。

「ジャニオタ」と「ドルオタ」の違い

「推し」の話に入る前に、そもそも「ジャニオタ」と「ドルオタ」は何が違うのだろうか。

「アイドル」とは、男性・女性を含めたアーティスト/芸能人のことであり、その中に「ジャニーズ」と総称される「(旧ジャニーズ事務所の)アイドル」が含まれている構図になる。

「男性アイドル=ジャニーズ」のイメージが強く、人口も多いため「ドルオタ」の中でも「ジャニオタ」という言葉が有名になっていると言えるだろう。

一方で、女性アイドルはジャニーズほど強い事務所がなかったため、ひとまとめに「ドルオタ」と呼ばれることが多いのではないだろうか。

最近では「乃木坂46」などの「坂道系アイドル」が人気なので、「坂道オタ」という言葉も生まれているが「ジャニオタ」ほどは使われていない。

この記事では、「(旧ジャニーズ事務所の)アイドルを好きなオタク」を「ジャニオタ」、「その他女性アイドルを好きなオタク」を「ドルオタ」と呼称する。

「推し」とは何か

そもそも「推し」とは何なのか、筆者個人の解釈では「応援」の上位互換のような概念だと思っている。

例えば、推しが地方でライブをやるとなれば飛行機をとってでも追っかけt追っかけたり、あらゆるグッズを購入したりするだろう。

これが「推し」だと思う。

となると、筆者はまだそこまでの「推し」には辿り着けていないところもあるのだが、おそらくそのくらいの熱量が「推し活」には注がれている。

旦那は日向坂46が好き

旦那である筆者は日向坂46が好きで、首都圏のライブは基本的に行くようにしている。

また、推しメンもしっかりいる。

具体例を挙げると、丹生明里や山口陽世、正源司陽子などだ。

メッセージを定期購読できるアプリに課金もしているし、ファンアートを描くこともある。

嫁はキンプリが好き

一方、筆者の妻はKing&Princeが大好きで、少しでも写真が載っている雑誌は片っ端から集めるし、ライブの当選確率を上げるために、自分の名義だけでなく、筆者の名義でもファンクラブに加入している徹底ぶりだ。

ちなみに、1番の推しが平野紫耀だったので、キンプリ脱退後は移籍先の「TOBE」の方もファンクラブに入っている。

「夫婦生活」との両立

それぞれ「推し」がいるからといって「夫婦生活」が蔑ろにされるわけではない。

よく「ガチ恋勢」と呼ばれる、「推し」に本気で恋をしてしまう人がいるが、お互いそうではないからだ。

その子、かっこいいね/かわいいねという会話

お互いが「ガチ恋勢」ではないからこそ発生する会話が、「その子、かっこいい/かわいいね」というお互いの「推し」へのリスペクトである。

例えば、筆者が「この丹生ちゃん可愛くない?」といった話をしたり、一緒に元キンプリメンバー主演の映画を観に行ったりもする。

お互いガチ恋ではないことがわかっている

このように、お互いが推しに対してガチ恋ではないことがわかってるので、趣味に没頭できる環境が整っている。

お互いの好みの見た目も把握しているが、そこに関しても特に何を言うわけでもないし、相手に同じようなビジュアルを求めない。

なぜなら、推しは別世界の人間だと思っているからだ。

「推し」の「好き」は恋愛感情ではない

繰り返しになるが、「推し」に対する「好き」は恋愛感情ではないのが大前提だ。

「好き」といっても「応援したい!」に近い感情であり、感覚としては俳優や声優のことが好きなのと似ているかもしれない。

誰かを「推す」ことは「好き」ではなく、応援すること

アイドルを「推す」ことは「(恋愛的に)好き」ではなく、あくまでも応援することだと思っている。

極端な話、アイドルに「ガチ恋」するなら、彼氏/彼女や夫/妻が一般人なので、比較対象にされてしまうのがかわいそうだ。

なので、応援するというスタンスで「好き」でいることで、互いの「推し」を尊重して、一緒に楽しむことができる。

個人的にはキンプリのイベントを一緒に観たのが、自分では絶対にしない体験だったので面白かった。

「ガチ恋勢」にならないために

夫婦生活や交際期間を円滑に進めていくには、「推し」への「ガチ恋」をとるか、恋愛をとるかの選択が迫られると思う。

「ガチ恋」はその名の通りアイドルに本気で恋をしてしまっている状態だが、恋愛対象が一般人にならないので、なかなかその恋が実ることはない。

個人的には「推し」は「推し」、「恋愛」は「恋愛」と割り切るのもアリではないかと思っている。

「推し」は別世界の人ととして捉える

この記事でもすでに何度か述べたが、「推し」は基本的に自分達とは別世界の人間である。

この思考を大前提に持ってくると、「推し活」から「ガチ恋」要素がグッと

抜ける。

ライブに足を運んで、同じ空間にいる体験をすることもできるが、ステージ上と客席とでは、世界が違う。

筆者とその妻もこれを理解しているので、決して「ガチ恋」にはならないし、お互いに「クラスメイトや職場に推しみたいな人がいたら多分仲良くなれないし、近づけないよね」と話している。

「推し」は現実であって、現実ではないのだ。

まとめ

ここまで、「推し活」と「夫婦生活」について、実体験を交えながら書いてきた。

もちろん「ガチ恋」を全力で楽しむのもひとつのあり方だと思うが、現実の恋愛も充実させたいならば、「ガチ恋」から脱し、「応援」を軸にした「推し活」に移行するのも良いのではないだろうか。

互いの推しについて気軽に話せて、知らない世界に触れることができるのは案外楽しいので、夫婦で推しを共有するのがおすすめだ。

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